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【開催レポ】ネオニコチノイド系農薬ってなんだろう?ー農薬の安全性とはー

10月29日に、

~宍粟有機農業講座特別編~

みんなの勉強会「ネオニコフリーを食べよう&育てよう」

第一回目を開催しました!!


講師は、神戸大学大学院農学研究科教授の星 信彦先生。









星先生のプロフィール等は、この講演会の動画の有料配信(youtube)にてご覧いただけます。

星先生の話がとても分かりやすく、あっという間の2時間ちょっとでした。

膨大な資料やデータを見た中で、かなり印象的で、ショッキングだったのは、

1000人の赤ちゃんを調べたところ、尿中からネオニコ検出100%!

お母さんは胎盤で赤ちゃんを守っている!というのは遠い昔の話

今はお母さんが摂取する化学物質は、ほぼほぼ全て赤ちゃんから検出されている。

・胎盤はダダ漏れ,,,

・おかあさんマウスにネオニコを投与→30分後には母乳中にピーク量

お母さんの血中濃度よりも赤ちゃんの方が1,6倍も濃縮される

そんな母乳を赤ちゃんは毎日数時間おきに飲んでいる。

しかも、濃度1,6倍... 

しかも、しかも、赤ちゃんの体重って何キロでしょうか?(体重はお母さんの10分の1ほどなのにネオニコの濃度は1.6倍って...)

1960~70年代、ダイオキシン先進国だったドイツでは

赤ちゃんを産んだお母さんは分娩後三カ月間は母乳をあげてはいけない法律があった、

ダイオキシンは胎盤が3割、母乳が7割で移行する。

化学物質汚染の暴露はおかあさんの妊娠中から始まっている。

赤ちゃんは生まれてからでは遅い、産まれる前の胎児期から汚染されています。

お母さんが気を付けないと、お母さんが変わらないと、

お母さんが食べている摂取する化学物質はほぼ全て子どもにいく、、、

胎盤臍帯はもうだだ漏れ。

そして悲しいのが、

日本の水道は蛇口をひねればネオニコ水が出てくるまでになっている

星先生が、この話は子育て中のお母さんこそ聞いてほしい!!

とおっしゃっていた意味がよく分かりました。

ここまで聞いて私はもう泣きそうになりましたよ。

私の胎盤からも息子たちにダダ洩れてたのねと。。。

次男のときにはホールフードライフに片足突っ込んでいたので色々と気を付けていましたが

長男のときは、無知な主婦、無知な母だったので、

その当時を思い返すとゾッとします。

人類の農薬との付き合いはたかだか60~70年、

本当に害があるのかなんて一生かかってみないとわからない。

そんなのを待っていたら人類が滅ぶかもしれない!ということで予防原則をもとに欧米は中止したのですよ、

人への影響はまだ分からなくても予防原則を!」というのが欧米の考え方。

一方、日本は基準を緩和しています。この理由はなんなのですかね。

日本は、これまでの薬害問題をみても,,,人が死んでも中止しない。

そもそもリスク管理に問題があります。

医薬品と農薬の相違点は、

医薬品は10年以上かけて研究され、動物実験を経て人への臨床試験をしますが、

農薬はすべて動物での試験で、そのまま市場へでます。

なぜなら、農薬は薬ではありません、毒です、毒。

なので毒を人間に投与することができません。動物でしか確認していないものを人間に使う。

医薬品も農薬も人が摂取することが前提で作られていますが、

農薬は人への投与を含む臨床試験がありません、

すなわち、農薬は出荷・使用されてからはじめてヒトへの暴露が始まる化学物質なんですね~。

ヒトへの健康影響は不明な点が多いのです。

神経毒性、脳神経系に作用するネオニコチノイド系農薬は、希釈をうけません。

少量でも十分に作用してしまうので使用量が少量だから安全ということはないのです。

そして厄介なことに、洗っても落ちない。

たまに、「農薬のついている野菜は50℃洗いをおすすめします」なんてことを耳にしますが

とんでもない。そんなことで落ちるわけがない。

お湯で洗って落ちるのは、泥汚れと表面についているワックス的なものくらいです。

浸透性、残効性のある農薬は洗っても落ちません。




昭和の時代は喘息は、大気汚染が原因だと言われていましたが、

今の喘息は大気汚染が原因ではなく、自己免疫疾患です。

アトピー、アレルギー性皮膚炎、猿までが鼻水ズルズルの現代、、、

様々な先天異常も右肩上がり、

精神疾患も右肩上がり、

ネオニコの国内出荷量と比例しています。

発達障害と呼ばれるこどもは、

1993年には13000人だったものが、今は13万人まで増加。10倍です。

また、

中学生の学校内における暴力行為発生率の増加とネオニコ国内出荷量が比例!

ドーパミンの放出量が増加することで、一過性に興奮するのです。




小学生と高校生も増えてはいますが、

中学生だけが異常に増加しています。(思春期 動物実験でも裏付け)

不登校児も中学生が異常に多い。

これについて米国は2012年に警鐘をならしていますが、日本は基準値を緩和。

発達障害が急増の原因は、遺伝要因ではなく環境要因が大きい↓



そのほかに、星先生のお話の中では、

環境汚染、脳の発達の話、

腸内細菌、免疫の話 うつ病の作り方、免疫系の破綻→炎症の話などなど

本当に盛りだくさんんでした。

そうそう!!

おかあさんマウスだけにネオニコを摂取させたら、

その子どもや孫にどんな影響がでたのか?

その実験の結果は、、、孫の世代が親になるととんでもない行動にでたのです、、、

これ以上はもうここでは書けませんので、話の続きは動画でどうぞ!! 

↓↓



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